育児での”気づき”集

育児に関して、普段の生活を通じて得た”気づき”についてまとめていきます。


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[6]叱る時の厳しさ加減

わがままが過ぎるとき、イタズラがエスカレートしたとき、何かを壊したり、破いたりしたとき・・・。我が子を叱らなければならない場面は、いろいろあります。

最近、子供に対する体罰が問題視されていますが、一方で「子供には厳しく躾けなければならない」という、意見も結構耳にします。
私が小さかった頃には、ゲンコツ、びんた、お尻を叩かれる、押入れ・物置への閉じ込め・・・等の お仕置メニューで怒られたという話は、よく聞きました。

子供を叱る真の目的は、その子が社会において幸せに生活できる(又は、立派になる)ようにするためです。
そこで、子供をどう叱るか考える前に、周りの大人を見渡してみました。すると、必ずしも厳しく育てられたから立派になるわけではないことが分かります。親に一度も叩かれたことが無くても、立派になっている人は結構います。
「親が厳しいか、甘いか」という見方は、「その人が大人になって幸せな生活を送れるか(又は、立派になるか)」ということに、必ずしも相関がないようです。

もちろん、叱ることは不可欠です。然るべき時に、然るべき方法で、叱ることが大切です。つまり、叱られるようなことをした直後に、その子に何が悪かったのかを分かるように叱るということは、とても重要なことです。
では、叱る時の厳しさの加減は?ゲンコツは必要か?お尻叩きは必要か?

最近、あることに気がつきました。いまさらなことですが・・・。
子供にとって、「大好きな人」から叱られるのと、「あまり好きでもない人」から叱られるのとでは、当然「大好きな人」から叱られるほうがショックが大きく、よく聞くようです。
「一番好きな人」に叱られるのは、一番こたえるようです。
「あまり関心がない人」から叱られても、あまり効果は無く、その人は効果がない分、叱る時に大きな声や、お仕置を用意しなければなりません。

つまり、普段から良好な関係を築いていれば、叱る時にエスカレートした方法を用いなくても、子供の心に届くということです。
叱るときの厳しさの加減は、普段からの関係次第でかなり違ってきます。

忙しくても、できるだけ「息子と遊んだり、一緒に笑ったりする時間」を作らなくては! と 強く思う今日この頃です。


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